皆さんこんにちは。なるらぼの「ゆーでぃ」です。
皆さんは、地域おこし協力隊とは何か知っていますか?
「ニュースで聞いたことあるけど、どんな活動してるか知らないな・・・」って方がいれば、
「お給料はもらえるの?」って疑問な方もいるかもしれません。
そこで現在地域おこし協力隊として活動する私が、地域おこし協力隊の制度概要を解説します。
また地域おこし協力隊に参加する方法、メリットも紹介します。
この記事を読めば地域おこし協力隊制度に詳しくなり、自分で参加したい自治体を探して応募できるようになりますよ。
「少し興味があるからどんな制度か知りたい!」「地域おこし協力隊の情報を得て、実際に参加してみたい!」って方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
▼未経験でもITプロになれる!?▼
知識0でSE,ITコンサル,Webライターになれる秘密を公開中!!
地域おこし協力隊とは「地方移住して地域課題を解決する活動」
地域おこし協力隊とは、自治体が都市部からの移住希望者を受け入れ、移住先の地域課題解決を援助する制度です。
地方自治体では「少子高齢化」「過疎化」「働き手不足」など、様々な課題を抱えています。
このまま人口減少や少子高齢化が続けば、多くの地方自治体が消滅してしまう可能性も。
そこで自治体が移住希望者を協力隊に任命し、地方協力活動へ参加してもらう。
そして移住した隊員が定住・定着することで地域活性化を図るため、地域おこし協力隊制度が設立されました。
つまり地域活性化に貢献しつつ、自治体のサポートを受けながら地方暮らしできる制度なんですよ。
地域おこし協力隊制度の概要
ざっくり地域おこし協力隊とは何か分かった所で「具体的にどんな活動が募集されているの?」「待遇や給与は?」って思う方もいるはず。
そこで続いて、もう少し詳しく地域おこし協力隊制度を解説しますよ!
今回解説する項目は、以下の3項目です!
【地域おこし協力隊制度の概要】
- 具体的な活動例
- 待遇・給与
- 募集自治体例
地域おこし協力隊制度について詳しく知ることで「思っていた活動と違った・・・」というミスマッチを減らせます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
具体的な活動例
まずは、地域おこし協力隊制度の具体的な活動内容を説明していきます。
とは言え活動内容は自治体によって様々なので、一言で説明ができません。
そこで皆さんがイメージしやすいよう、私が現在所属する東成瀬村の隊員の活動内容を紹介していきましょう!
東成瀬村地域おこし協力隊の活動例は、以下の通りです。
【東成瀬村の地域おこし協力隊の活動例】
- ユーチューバー
- カフェオーナー
- カメラマン
- 発掘調査・文化財保護職員
- IT企業社員
いかがでしょうか。
動画・写真クリエイターから文化財保護職員など、本当に多種多様な活動をしていますよね。
他の自治体では、この他にも農業・漁業従事者や観光振興、地場産品の開発・販売などが募集されています。
働き方としては2パターンあり、自治体から定められた仕事内容に取り組む場合と、ある程度自由に地域課題を解決できる場合があります。
このように、自治体に応じて職種や働き方は細かく変わります。
なので「地域おこし協力隊に参加したい!」という方は、移住したい自治体にどんな職種が募集されているか、念入りに下調べしましょう!
待遇・給与
続いて「隊員の待遇や給与が気になる!」という方のために、地域おこし協力隊の待遇・給与について解説します。
地域おこし協力隊の待遇・給与例は以下の通りです!
【地域おこし協力隊の待遇・給与例】
- 報償金:最大480万円
- 任期:1年~最大3年
隊員に支給される報償費は年間最大480万円です。
内訳は報償費(一般企業で言う給与)が基本280万円、その他の活動経費として200万円を上限として支払われます。
※自治体によって報償費は異なります
任期は最大3年間ですが、注意点があります。
それは任期が終了すると新たな仕事を自分で見つける必要があることです。
地域おこし協力隊の任期は最大3年なので、任期中に隊員活動終了後のことも視野に入れながら活動しましょう。
募集自治体の例
続いて、実際に募集が行われた自治体例を紹介していきましょう。
5月17日現在、地域おこし協力隊の募集が行われている自治体例は、以下の通りです。
【秋田県大館市】
- 業務概要:地元農産物のブランディング・マーケティング
- 勤務時間:月曜日から金曜日までの週5日 8時30分~16時30分
- 給与:基本給月額175,000円+手当・賞与
【新潟県上越市】
- 業務概要:正善寺地区でのイベント運営、加工品の開発製造、情報発信
- 勤務時間:午前9時~午後5時(うち休憩1時間、勤務時間7時間)
- 給与:基本給 月額180,000円+手当・賞与
【山形県大石田町】
- 業務概要:地域交流の活性化・空き家の利活用に関する促進
- 勤務時間:9:00~17:30(うち休憩1時間)
- 給与:基本給 180,000円+賞与
いかがでしょうか。
地域おこし協力隊と一言で言っても、自治体によって業務内容や待遇が異なることが分かりますよね。
地域おこし協力隊に参加するメリット3つ
地域おこし協力隊制度について詳しくなった所で「隊員になるメリットが知りたい!」という方もいるはず。
そこで、続いては地域おこし協力隊に参加するメリットを3つ紹介していきましょう!
地域おこし協力隊に参加するメリットは、以下の通りです。
【地域おこし協力隊に参加するメリット3つ】
- 自治体の協力を得ながら生活・仕事できる
- 年間最大480万円の収入を得ながら地域起こしができる
- 経験豊かな人達と出会える
3つとも私が実際に活動する中で感じたメリットなので、それぞれぜひ参考にしてくださいね!
1.自治体の協力を得ながら生活・仕事できる
地域おこし協力隊に参加するメリット1つ目は、自治体の協力を得ながら生活・仕事できることです。
地方・過疎地域への移住には、様々なトラブルが発生します。
例えば希望の就職先が見つからず困る、地方独特の人間関係に馴染めないことなど。
その点地域おこし協力隊として地方移住した場合は、自治体や団体のサポートを受けながら生活できます。
トラブルの際は気軽に相談できるので、安心して移住生活を楽しめますよ。
2.年間最大480万円の収入を得ながら地域起こしができる
地域おこし協力隊に参加するメリット2つ目は、年間最大480万円の収入を得ながら地域おこしができることです。
移住前に就職先・収入を確保できることは、地方移住するうえで大きなメリットがあります。
なぜなら、地方・過疎地域で移住者が満足できる仕事を探すことは、とても難易度が高いからです。
都市部ではツテが無くてもネットで簡単に仕事を探せます。
一方過疎地域では募集している求人が少ないため、移住してから仕事を探すことはリスクが高い行動です。
その点地域おこし協力隊では事前に仕事や収入源を確保できるので、充実した地方生活ができますよ。
3.経験豊かな人達と出会える
地域おこし協力隊に参加するメリット3つ目は、経験豊かな人たちと出会えることです。
多様な経験をしてきた人たちと交流・協力できることで、自分自身の経験や学びに大いに役立てることができます。
地域おこし協力隊には、本当に様々な出身・経験・考えを持った人たちが参加しています。
例えば元々料理人だった人や工場で働いていた人、起業した人や世界を旅していた人など。
人生経験が豊かな人と活動を通じて交流することで、これからの人生や仕事に活かすことができますよ。
更に詳しく地方移住のメリット・デメリットが知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
実際に地方移住した移住者目線で説明しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
・地方移住のメリット5選!移住11ヶ月目で分かった地方移住に失敗しない方法
【3ステップ】地域おこし協力隊に参加する方法
ここまで活動内容やメリットを聞いた方の中には「気になるからぜひ参加してみたい!」「どうやって参加すればいいの?」って方もいるかもしれません。
そこで最後に、地域おこし協力隊に参加する方法を3ステップで解説していきます。
地域おこし協力隊に参加する方法は、以下の3ステップです。
- 募集自治体・団体を探す
- 自治体や団体に申し込む
- 移住して活動に参加する
それぞれ解説します!
1.募集自治体・団体を探す
地域おこし協力隊に参加する方法1ステップ目は、募集自治体・団体を探すことです。
地域起こし協力隊の募集自治体を探す方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、地方自治体のHPで探す方法です。
「既にどの自治体に住みたいか決まっているよ!」という方には、地方自治体のHPで探すのがベストです。
2つ目は、地域おこし協力隊の情報サイトで探す方法です。
「まだどの自治体に住みたいか分からない」って方は、ニッポン移住・交流ナビ JOINなどの地域おこし協力隊情報サイトで探すのがオススメです。
なぜなら各自治体の募集情報を一度に比較でき、隊員の日常・インタビューを見て具体的にイメージできるからです。
自分自身の状況に応じて、最適な方法で探してみてくださいね!
2.自治体や団体へ申し込む
地域おこし協力隊に参加する方法2ステップ目は、自治体や団体へ申し込むことです。
協力隊に応募する方法としては、自治体のHPや協力隊情報サイトから申し込むことが一般的です。
他にも情報サイトに登録することで、協力隊を募集する自治体や団体からスカウトが届くことも。
実際に応募するとメールやメッセージ等で募集先から連絡が届き、対面やオンラインで説明が行われるのが一般的です。
最終的に書類選考・面接などの採用選考が行われ、実際に採用されるか決まります。
応募する際に1つ注意したいのが「自分が募集対象の地域に当てはまるか」です。
自身が現在住んでいる自治体と住みたい自治体の組み合わせに応じて、協力隊に参加できない場合もあります。
地域おこし協力隊の参加対象地域か確認するには、総務省の「地域おこし協力隊及び地域プロジェクトマネージャーの地域要件について」を参照してみてくださいね。
3.移住して活動に参加する
地域おこし協力隊に参加する方法3ステップ目は、移住して活動に参加することです。
協力隊への採用が決まると、実際に移住して生活・活動が始まります。
地方暮らしや協力隊の活動に対して不安な方も、募集自治体に対して都度相談しながら活動を進められるので安心です。
地域おこし協力隊として活動する上で、1つ注意があります。
それは「地元住民の集まりやボランティア等には積極的に参加すること」です。
理由としては協力隊活動だけでなく地域活動にも参加することで、良い関係性を構築しつつ充実した生活が送れるからです。
せっかく移住したのに周辺住民に不満を与えてしまうのは嫌ですよね。
ぜひ積極的に地域活動に参加していきましょう!
まとめ:地域おこし協力隊に参加して、地域課題を解決しよう!
地域おこし協力隊員であるわたしが、経験談を基に地域おこし協力隊制度とは何か解説してきました。
併せて地域おこし協力隊に参加するメリット、地域おこし協力隊に参加する方法も紹介しました。
私自身、以前住んでいた名古屋から秋田県東成瀬村に移住することに対して、非常に不安感がありました。
しかし実際に住んでみると、地域の方の暖かさや星空の綺麗さ。
そして「何もないからこそ」仕事に集中できる環境などがありました。
記事を読んで地域おこし協力隊に少しでも興味が出た方は、ぜひ気になる募集があるか調べてみてくださいね!
未経験でITプロになるなら「なるテック」!
なるテックでは、地域おこし協力隊として東成瀬村で地方移住しながらITプロとして共に働く仲間を募集しています。
半年以上に渡る充実した研修を受けられるので、未経験でも全く問題ありません。
実際、なるテックに入社する社員は9割以上がIT職未経験です。
現在なるテックでは大きく分けて、以下の3職種を募集しています。
- ITコンサルタント
- エンジニア
- ライター
「地方移住しながら手に職を付けたい!」「未経験でもIT業界に挑戦したい!」という方は、ぜひなるテックも検討してくださいね。
▼未経験でもITプロになれる!?▼
知識0でSE,ITコンサル,Webライターになれる秘密を公開中!!
この記事を書いた人
- 立命館大学卒業後、生命保険会社で総合職として名古屋支社で働いていました。
大学時代にスポーツ新聞部や長期インターンで培ったライティングスキルを活かし、東成瀬村や秋田県の魅力を皆様にお届けしていきます。
興味関心の幅が広いため、自分自身の好きなものを皆様に熱く共有できたらなと思っています。
よろしくお願いします!